元携帯販売員が語る抱き合わせ・レ点商法はなぜ無くならないか。オプション強制加入の裏側

      2015/11/09

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みなさんは携帯を買うときにオプションサービスやアプリの契約をほぼ強制的に付けられたことはありませんか?

割引の条件として入ってくださいと言われて、よくわからないサービスに加入を促されたことはありませんか?

そうしてお客さんからきちんと了承を得てサービスに加入してもらいましたよ~あとからクレームは受け付けませんよ~という意味で、

契約書類に説明したことを記す□にレ点をつけて契約が運ばれるこの流れ、

これが「レ点商法」と呼ばれています。

なぜこのような抱き合わせとも思える強引なことがおこなわれるのか。

お客さんが「レ点商法」から救われる道はないのか。

つい最近まで携帯販売員として現場に立っていた自分が、この目で見てきた真実を語ります。

 

 

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■なぜオプションに加入させられるのか

 

なぜ加入させられるのか、ひとことでいうと携帯会社やお店の都合ですね。

携帯会社がショップや代理店を評価する際に「オプション添付率」というものを見るんです。

オプションをきっちり付けて収益を上げてくれているこのお店は優良!

優良なお店には在庫を優先的に入れたり、もっともっと優遇するよ!という具合に、

オプションを付けることで携帯会社もお店も双方がトクになるシステムができあがっているんですね。

そんなこと言われても、携帯会社とお店にトクがあっても「加入させられてお金を払う消費者は損じゃないか!」

って、思いますか?思いますよね。

そう感じたお客さんに、販売員はこう言うんです。

「でも、使ってみないと良さは分かってもらえないので、初めは加入してください。」

携帯を買うときにしか加入できないオプションもあるので、

加入しないと「損」です。

加入すれば「トク」です。

加入してくれれば携帯会社もお店もお客さんもみーんなトクなんです。

という一見正論めいた主張をお客さんはぶつけられるわけです。

 

そしてそれ以上に、オプションの半ば強制的な加入が無くならない理由はこれ。

オプションの解除し忘れから発生する収益。

これを携帯会社は狙っているのでしょう。

オプションに入ったことも忘れて、使ってもいないサービス料金を払い続けているお客さんはかなり居ます。

携帯会社にとって、これは大きな収益になるんですね。

 

 

■携帯販売員に心は無いのか

 

まあ携帯会社の事情はわかったけど!

でもお店の販売員はそういう解除し忘れのリスクとか知っててなんで強く勧めてくるの!?
と思う人も居るでしょう。

実際これ、現場で直接お客さんに言われたこと有りますよ。

「お客さんのこと考えてないよね~」

さて、携帯ショップの販売員に、お客さんを思いやる心はないのでしょうか。

 

どの業界でもよくあることだと思いますが、仕事をする上で業績、数字は必ず見られますよね。

高い水準のオプション加入がとれないと、

他の販売員はできているのに何でキミは出来ないの?と詰められるわけです。

「このお客さんはオプションの意味もあまり分からないし、解除もできないだろうから、最初から付けたくないなら付けないであげよう」

などとお客さんの意思を尊重してオプションを落とすと、それなりの精神的報復があとからくるわけです。

「ちゃんと説明すれば入りたいと思ってもらえるオプションなのに。キミは自社サービスの説明もうまくできないのか残念だね」と。

でもそんなことを言う上司も現場に立つ販売員を痛めつけようとか思ってるわけじゃないですよ。

彼らは彼らの上の上司に見られてるわけで、その上司もそのまた上の上司に数字を見られて指示されるわけで

もう無限ループなんだと感じます。

で、やむなくオプションに入ってもらったはいいものの、

あとから「解除する方法がわからなくてずっと付けてたよ」というご意見がくると

責任は加入を促した現場の子に問われるわけです。

逃げ場がない感じです。

あきらかに対面するお客さんにとって必要ないオプションであっても、

「このオプションは素晴らしいんです、加入しない意味がわからないです」

と、考えるのをやめて洗脳されたようにものをすすめる販売員も居ますし

自分の業績を上げることしか考えていない強者も居ます。

もちろんお客さんの意思を重んじる販売員もいますよ。

そういった優しい販売員ほど、会社から求められることとお客さんへの親切心にギャップが生じ、疲れて辞めていってしまうように思いますね。

 

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■消費者が「レ点商法」から救われる道はないの?

「レ点商法」はおそらくまだまだ続いていくのでしょうが、回避する道はいくつかあると思います。

携帯会社の方針が変われば・・・とかだと現実味がないので、

自分が思う方法になりますが

 

☆契約する前に加入するオプションを全部教えてもらう

☆信頼できる販売員から買う
これである程度回避できるとおもいますね。

お店ごとに勧めてくるオプションの内容、数は変わりますので契約を決める前にチェックしましょう。

お客さんに寄り添ってサービスの内容を説明してくれたり、しっかり解除のフォローをしてくれる販売員もたくさんいます。

強引にものをすすめてこないか会話をしていればわかると思いますので、見極めましょう。
いろいろとぶっちゃけてしまいましたが、いまさらですが、念のため。

自分は携帯会社をdisろうとは思ってません。

本当に良いオプションはたくさんありますし、レ点商法などない良心的なお店もたくさんあります。

携帯会社が生き残っていくために必要な収益なのかもしれないですしね。

レ点が付いてく背景にはこんな理由があるんだよって事を知ってもらった上で、さいごに1つ言います。

販売員のみんな。もし自分の良心に反したことをし続けているなら病みます。自分を大切に。

買う側のみなさん。ふわふわと流されるように契約して、あとから「こんなはずじゃなかった。聞いてない」と嘆くのではなく

自分の契約はきちんと理解し、自分で自分を守れるといいですね。

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